IEEE Japan Chapter
Antennas and Propagation Society







終了しました

 アンテナ・伝搬における設計・解析手法ワークショップ(再開催第3,4回)
− アレーアンテナによる適応信号処理技術と高分解能到来波推定入門コース 

委員長:伊藤 公一(千葉大),澤谷 邦男(東北大)

主催: IEEE AP-S Japan Chapter,電子情報通信学会アンテナ・伝播研究 専門委員会

 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究専門委員会では,関連する研究専門委員会と連
携して,1994年度から第二種研究会として標記のワークショップを開催してきました.
これは,アンテナ・伝搬研究者や技術者を主たる対象に,設計・解析の実力向上を図る
ことを目的とするもので,これまでに,第1回の「モーメント法によるアンテ ナ解析
入門コース」から,第21回の「ポーラリメトリックレーダ入門コース」まで,21回の
ワークショップを実施し好評を頂いています.また,2002年4月には第22回「高周波電
磁界における有限要素法の基礎と実用例」が開催されます.

 第1回のワークショップ開催以降,未受講者からのテキスト購入希望が相次ぎました
が,アンテナ・伝播研究専門委員会の方針に基づいてテキストの事後販売は行っておら
ず,希望者には多大なご迷惑をおかけしました.このようなご要望にお応えするために,
アンテナ・伝播研究専門委員会では,IEEE AP-S Japan Chapterと共催で再開催を行う
こととなり,再開催第1回として,2000年11月に,「モーメント法によるアンテナ解析
入門コース」,第2回として,2001年11月に,「FDTD法による電磁界およびアンテ
ナ解析中級コース」を実施いたしました.今回は第3、4回として,移動通信で注目さ
れており,また,多くの方々からご要望を頂いている「アレーアンテナによる適応信号
処理技術と高分解能到来波推定入門コース」を開催いたします.奮ってご参加ください.
 
講義内容:
 高速ディジタル移動通信において通信品質を劣化させる主な要因は,多重波伝搬による
周波数選択性フェージングや周波数の繰り返し利用に起因する同一チャンネル干渉である
ため,アレーアンテナによる適応的な多重波抑圧技術(あるいは合成技術)及び干渉除去
技術が昨今注目を浴びています.そこで今回は,アレーアンテナを用いた適応信号処理技
術と到来波推定法の基本原理,およびその応用について講習を行います.
 いわゆるアダプティブアレーは所望信号と不要信号を識別するために,前もって到来方
向など何らかの予備知識が必要です.アレーの重み付けを決定するための評価(目的)関
数は,予備知識の種類に応じて設定され,異なったアルゴリズムを成します.そこで,ま
ずそれぞれの評価関数(または予備知識)ごとに基本原理と応用について説明し,後半で
アダプティブアレーの不要波除去能力を利用した高分解能な到来波推定法へと発展させて
行きます.
 初心者にも理解できることを主眼に,以下の項目に沿って講習を進めます.

 1.アレーアンテナの基本特性
 2.アダプティブアレーの概要
 3.最小2乗法方式アダプティブアレー
 4.最大S/N方式アダプティブアレー
 5.拘束付最小化方式アダプティブアレー
 6.定包絡線信号用CMAアダプティブアレー
 7.高分解能推定法: MUSICアルゴリズム
 8.高分解能推定法: ESPRITアルゴリズム
 9.空間的・時間的処理への発展

 なお,詳細は受講者に別途連絡致します.テキストは約3週間前に配布され,予習を前
提とします.

                  − 記 −

◆日時: 第3回: 2002612日(水) 9301700(予定)
        第4回: 20027 2日(火) 9301700(予定)
       (第3回、4回とも内容はまったく同じです。)

◆会場: 東京工業大学 百年記念館3階 フェライト会議室

     (東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車徒歩1)

     https://www.titech.ac.jp/maps/ookayama/campusO-j.html

◆講師: 菊間 信良 先生(名古屋工業大学 教授)

◆受講定員: 60

◆受講料:  一般/会員:10,000円,非会員:12,000

       学生(大学院生も含む)/会員:3,000円,非会員:5,000

1)テキスト代を含みます.

2)会員とは,「IEEE AP-S Japan Chapter」あるいは「電子情報通信学会」の会員を指
します.

3)申込受付後,事務局から受講券と受講料振込案内をお送りしますので,それに従って
受講料をお支払い下さい.

◆受講申込締切: 424日(水)(先着順;満員になり次第締め切ります)

◆受講申込方法: 次の受講申込書の(2)〜(10)の全項目にご記入の上,E-mailあるい
FAXにより,下記の受講申込先にお申し込み下さい.(郵送,電話申込不可)

受講申込書(MS Word版)のダウンロード)

【受講申込先】

              アンテナ・伝搬における設計・解析手法ワークショップ再開催第3、4回実行委員会

              事務局 佐野 文子(東京工業大学 大学院 電気電子工学専攻 安藤研究室気付)

                  E-mailworkshop@antenna.pe.titech.ac.jp

                  FAX03-5734-2901

【問合先】  

              アンテナ・伝搬における設計・解析手法ワークショップ再開催第3、4回実行委員会

              総務担当幹事 牧野 滋(三菱電機)

                                FAX0467-41-2530TEL0467-41-2519

                         E-mailmakino@ieee.org


 過去のアンテナ・伝搬における設計・解析手法ワークショップ(再開催)


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